2012年4月25日水曜日
大人っていいものですね
おはようございます。アートマネージャーの寺澤です。
先日奈良へ出張へ行ってまいりました!
友人の紹介でMさんという女性とお食事し、
法隆寺の「百済観音」に再会してこようという企画でしたが・・・
残念ながら「百済様」には時間がなくて会えませんでした(涙)
でも、鹿におせんべいはあげてきました。
興奮して走ったせいで、2回ほど転びかけたり^^;
動物が好きすぎて、見ると目の色が変わってしまうのです(汗)
さて、Mさんは・・・ビックリしました。
会った瞬間に、この人は「ちょっと違うぞ・・・」という雰囲気が。。
60代後半だというのに、姿勢ピーン!スタイルバーン!
おまけにものすごくエネルギッシュに喋りまくります・・・
この驚き、伝わりますでしょうか。。
私はどちらかというと、おっとりしたところがあるので、
同行の友達が発した、「あ、Mさんこんにちは~」と言う声にパッと振り返った瞬間、目の前にニョキっと手が差し出されたのを見て、「アレ?これは握ればよいのだろうか??」と頭がはてなになってしまいました。
何とか自己紹介はすることができましたが、その元気に圧倒されながらMさんに連れられるままにお蕎麦屋さんへ・・・
しかも、Mさんがさっき行ったばかりの、同じお蕎麦屋さん(笑)
なんだか書いていると笑いがこみ上げてきます^^;
とにかく、面白い方でした!
友達が以前からMさんのことを面白そうに話すので、どんな人なんだろうとは思っていたのですが、「筋の通った生き方をしてきた人間の、筋の通った話し方をする」というのを聞いて、自分に必要な話が聞けるかもしれない!!と急遽奈良へ。
そして、会った瞬間にやっぱり来て良かったと思いました。
Mさんの話の中には、たくさんの大切な言葉がちりばめられていました。
自分で考えて、判断して、行動してきた人間の実感がともなう言葉だから、ストンストンと腹に落ちて、妙に納得してしまいます。
「輝きなさい、輝いている人間に人は集まる」
「考えること、自分で動くことが大切」
「自立したもの同士で仕事をしなさい」
「姿勢を正すこと。姿勢は、人生の姿勢だ」
「人と話すときは、まっすぐ相手のために話すんだ。好かれるかどうかなんてたいしたことじゃない」
すごいですよね。
こういった言葉を日常会話にバンバン挟み込んでくる。
私はアタフタとそれらを拾っては、忘れないように心の中で繰り返していました。
Mさんは当たり前のように、「大人になれば、若い人間に教える役目になる」といいます。
経験を積んで「正しく」大人になった人間は、それを若い人間に伝える義務があるのだと。
でも、若い人に「教える」ことができるような人生を歩んできた人間は、そういるのでしょうか?
若い人間は感性が鋭いので、無意識で嘘と本当を以外に見分けているものです。だからこそ、本気で人生に向き合った人間の重みを持った言葉でないと、何を言ってもサラ~と流れていってしまうのです。
Mさんは、まさにそのことを証明しているような方でした。
実感をともなう大人の言葉は、人生の道を照らすライトみたいなものです。
自分からそれを求めて、真っ暗闇の歩みを少し楽にするのは、若者の知恵です。
そして、後から来る人間の道にライトを灯してあげるのは、大人の義務なのでしょう。
Mさんは「きれいに歳をとるのだ」とおっしゃっていました。
外見もきれいな方でしたが、そのことだけを言っているのではないのでしょう。
年齢に適した、最善の歳の重ね方があるようです。
肉体と心の、充実した状態を作り出すこと。
常に発見をしながら他人と関わっていくこと。
そういう日々を重ねていくことが大切なのでは、とMさんを見ていて感じました。
私もいつか若い人に伝えられるような「価値ある人生」を歩みたいと思いました。
Mさん、貴重な時間をありがとうございました!
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