2011年9月28日水曜日

現実と理想の間

ご機嫌いかがですか。
システムデザイナーのハラペコです。

現実と理想の間には何があるのか?
というのが私にとってずっと大きな命題でした。
ねじれた空間は認識できるのですが、
それを言語化することはとても難しい。

将棋の羽生さんの本に近いことが書いてありました。

棋士には、勝負師の側面と研究者としての側面がある。だから、現実主義と理想主義が一人の人間の中に混在している。勝負の世界は、完璧なリアリティを求められるところ。一方で、リアリティよりも高い理想を追いかけていく部分もある。ドロドロの現実の世界だけでは嫌になると思う。「美しい棋譜を残したい」という気持ちはある。正しい選択をしよう、最善の手を指そうと思うと、無駄をなくすことが大切になる。洗練されているとはどういうことか。それは、無駄をなくすこと。完全に無駄がなくならないと絶対に美しくはならない。美しい手を指す、美しさを目指すことが、結果として正しい手を指すことにつながると思う。正しい手を指すためにどうするかではなく、美しい手を指すことを目指せば、正しい手になるだろうと考えている。このアプローチのほうが早いような気がする。


現実と理想の間にはねじれた空間があって、
このねじれた空間を美しさで表すことが可能なのだと思います。

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